音楽活動における差別化の重要性 – 他のバンドとは違うライブにするために、忘れてはいけない7つのこと

音楽ビジネス

オリジナル曲で活動しているミュージシャン、バンドにとって「○○みたいな曲だね」って言われるほど腹立たしいものはありません。
なのに、どうして演奏パフォーマンスやステージングは、みんな似たりよったりなんでしょうかね?

そこで本記事は「他のバンドとは違うライブにするために、忘れてはいけない7つのこと」について。
キーワードとしては“差別化”です。

音楽活動の差別化のための7つの戦略

では、他のバンドとは違うライブにするために、忘れてはいけない7つのこととはどのようなことがあげられるのでしょうか?

考えるに…

  • 聴くだけではなく体験することを求めていること
  • 観客の焦点は操作できること
  • 演奏だけに盛り上がっているわけではないこと
  • 感情の波を操作できること
  • ステージパフォーマンスには準備が必要なこと
  • 音源そのままのライブは“つまらない”ということ
  • ステージ上のスペースは有効活用できること

以下にそれぞれ詳しく解説します。

1.聴くだけではなく体験することを求めていること

実は観客はライブでは“曲を聴く”ことだけでなく“体験する”ことを重視している傾向にあります。
そのミュージシャンの曲だけを聴きたいなら好きな時間、好きな場所でゆっくりCDやスマホの配信で聴く方法を取るはずです。

ライブに行くということは観客自身が『非日常の体験』を求めにいくということを忘れてはいけません。

2.観客の焦点は操作できること

演者であるミュージシャン、バンド側はステージ上では観客の焦点を操作できるということに気づくべきです。

当然と言えば当然ですが、ほとんどの観客はステージに上がっているミュージシャンを注意深く見ています。
そのしぐさ、動作、言葉、表情…ひとつひとつが良くも悪くも影響を与えてしまいます。

それは逆に、観客の焦点を思うがままに操作できるということでもあります。
マジシャンなんかはまさにこの観客の特徴を上手に使ってマジックを展開しています。

この発想はオリジナリティの高いステージングを作るのに必要なことと言えます。

3.演奏だけに盛り上がっているわけではないこと

観客は決してボーカリストのロングシャウトやギタリストのソロ演奏にだけ盛り上がっているわけではありません(勘違いしやすいのですが)。

演奏はもちろん、衣装、MCの口調やその態度までしっかりと印象に残ります。
ステージ上ではこまかいひとつひとつが演奏力や曲と同じくらい重要になる可能性があります。

4.感情の波を操作できること

ライブでは演者は観客の感情の波を操作できるということは盲点かもしれません。

少なくても「毎回同じようなライブ」を求めるミュージシャンはいないと思います。
ライブが始まるSEから、ステージを出るまでの間に、自分たちのセットリストを組み換え、どのような「感情の波」をつくるかを考える必要があります。
例で言えば徐々にテンポを速くして盛り上げさせ、感情の高まりを促すのか、いきなりアップテンポな曲から始まりインパクトを与えるのか…といったことです。

これはそのバンドのカラーやそのライブの目的、対バンや出演順などによって臨機応変に対応するのが最もよいのかもしれません。

5.ステージパフォーマンスには準備が必要なこと

スタジオ練習でもライブハウスでのリハーサルでも、その曲のリハは行っても細かいステージング、パフォーマンスのリハまで行っているミュージシャンは少ないように感じます。
リハーサルでできないことは、本番でできるはずはありません。

ましてや多数の人間がいるバンドでは非常に多くの時間の練習が必要だと思います。

6.音源そのままのライブは“つまらない”ということ

陥りがちなのは「音源と同じように演奏しないといけない」と勘違いしてしまうことです。
安定した演奏、高い演奏力と“音源通りの演奏”は決してイコールではないということに気づくべきです。

ただ「演奏の正確性」だけを意識してしまい観客に何も伝わらない自己満足な演奏になってしまいがちです。
ぶっちゃけ、それは“コンテスト”であって“ライブ”ではないんです(苦笑)

7.ステージ上のスペースは有効活用できること

ステージ上の自分の動ける範囲をきちんと把握し、その範囲内で大きく動くような意識が必要です。
人間は聴覚的な情報より、視覚的な情報の方が印象に残りやすい傾向にあります。

できる範囲でパフォーマンスは大きく、大胆に行った方がインパクトは強くなりやすいと考えられます。

重要なことは論理的に導いた“差別化”

なんとなくや経験でライブやステージングを構成していても、結局はすぐ頭打ちになります。

  • 人間は聴覚よりも視覚が優位
  • 感情を引っ張られるような体験が支持を生む

…こういったある程度論理的な筋道を立てた上で、他とは違うライブ構成を考えるべきです。

まとめ

ライブやコンサートを「音楽体験」と拡大解釈をすれば、ステージを観るということ以外にも意識することはいっぱいあるんです。
告知方法からチケットの仕様、販売方法、物販に至るまでありとあらゆるものを『非日常の音楽体験』につなげることが、他のバンドとの差別化につながるのかもしれません。

ちょっと話題になった海外バンドのパフォーマンスを真似する人、多いですよね。
○○みたいなパフォーマンスって評価にはそこまで腹立たない現状ってのもちょっと考え物だけどね(苦笑)
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